2015年11月30日月曜日

受賞企業決定!


11月29日(日)、ブラック企業大賞2015の授賞式を開催いたしました。
大賞・各賞は以下のとおり決定いたしました。


●ブラック企業大賞: 株式会社セブンイレブンジャパン

●WEB投票賞 : 株式会社引越社関東(アリさんマークの引越社)

●ブラックバイト賞 : 株式会社明光ネットワークジャパン(明光義塾)
●特別賞 : 暁産業株式会社

●アリ得ないで賞 : 株式会社引越社関東(アリさんマークの引越社)

※受賞理由、詳細は追ってウェブサイト上に掲載いたします。

本年も多くの方にご注目・ご参加いただきましてありがとうございました。

2015年11月30日


ブラック企業大賞実行委員会

2015年11月20日金曜日

ブラック企業大賞2015!授賞式 11月29日!



今年の「ブラック企業大賞2015」を発表する授賞式は下記日程に決定しました。

●日時:2015年11月29日(日)14:00~17:00 (開場13:30)
●会場:韓国YMCA 9F国際ホール http://www.ymcajapan.org/ayc/jp/

●プログラム予定
14:00 開会
14:05 ノミネート企業発表
14:15 現場・当事者からの声
    ※今年のノミネート企業のうち、当事者の方や関係者が発言します。

14:45 休憩&投票タイム

15:00 【企画①】受賞企業のBefore/After 
    ※過去の受賞企業がその後どうなったのか?報告をします。

15:20 【企画②】現在、闘っている案件

    ※ノミネート企業以外で、現在働く人たちが声をあげ、改善のため闘っている事例を紹介します。

15:30 国際的な取り組み紹介

15:40 受賞企業発表
   
16:00 まとめと講評
    *佐々木亮
    *竹信三恵子
    *坂倉昇平
    進行:河添誠

16:50 終了


★ブラック企業大賞 実行委員会★
〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町1-7-11 東洋ビル3F
アジア太平洋資料センター(PARC) 気付
TEL.03-5209-3455  FAX.03-5209-3453
E-mail: office@parc-jp.org http://blackcorpaward.blogspot.jp/

★実行委員★
古川琢也(ルポライター)/河添 誠(都留文科大学非常勤講師)/佐々木亮(弁護士)/坂倉昇平(NPO法人POSSE雑誌編集長、ブラックバイトユニオン事務局長)/松元千枝(レイバーネット日本)/内田聖子(アジア太平洋資料センター〈PARC〉事務局長)/須田光照(全国一般東京東部労組書記長)/水島宏明(ジャーナリスト・法政大学教授)/竹信三恵子(ジャーナリスト・和光大学教授)/土屋トカチ(映画監督)

2015年11月9日月曜日

ノミネート企業発表記者会見の映像をUPしました!

2015年10月27日に行った、2015年ブラック企業大賞ノミネート企業発表記者会見の様子をまとめたビデオクリップです。各ノミネート企業のノミネート理由などを説明しています。ぜひ御覧ください。(制作:土屋トカチ)




2015年10月27日火曜日

第4回 ブラック企業大賞2015 ノミネート企業発表!

今年で4年目を迎えるブラック企業大賞のノミネート企業6社を、10月27日(火)に記者会見にて発表いたしました。


1. 株式会社セブン-イレブン・ジャパン

 セブン-イレブン・ジャパン(本社東京都千代田区、鈴木敏文代表取締役会長兼CEO、井阪隆一代表取締役社長兼COO)は、日本国内に16,319店(2015年度)を展開、国内チェーン全店で4兆円超を売り上げる日本最大手のコンビニエンスストアチェーンである。
20138月、同社のフランチャイズに加盟する店主4人が、販売期限が近い弁当などを値下げして売る「見切り販売」の権利を同社から妨害されたとして損害賠償を請求していた裁判で、東京高裁は妨害の事実を認め、セブンイレブン側に計1140万円の支払いを命令。1410月に最高裁が本部、加盟店双方の上告を棄却したことで判決確定した。セブン本部による見切り販売妨害については09年に公正取引委員会が、独占禁止法が禁じる「優越的地位の濫用」に当たると認定し排除命令を出していた。
「見切り販売」に代表されるセブン本部の不当な経営圧迫に対し、加盟店主らは09年に「コンビニ加盟店ユニオン」を結成して団体交渉を要求。同社は「加盟店主は労働者ではない」と主張し団交拒否してきたが、143月には岡山県労働委員会が加盟店主らの労働組合法上の労働者性を認め、救済命令を出している。
昨今、学生アルバイトを正社員並みに、しかも学生生活に支障きたすほどの低待遇で使役する「ブラックバイト」が社会問題化しており、コンビニバイトはその代表的な業種である。コンビニ本部各社はこうした問題の責任は個々の加盟店店主らにあるとして自らの責任を否定してきたが、業界にブラックバイトが蔓延るのは、本部が加盟店主らから過酷な搾取を行い、そのしわ寄せが学生アルバイトに及んだ結果であるとも言える。こうした構造はコンビニ各社で共通するものだが、セブンイレブンは業界の圧倒的強者であるほか、日本にコンビニフランチャイズを定着させた先駆者でもあり、業界内における責任も役割も大きく、そして、前記事件がコンビニ業界の構造を示す象徴的な事件であるといえることからノミネートした。
  

2.  暁産業株式会社

 暁産業(荒木伸男代表取締役社長)は消防自動車、消防用設備などの販売と保守点検を行う福井県福井市の企業である。同社ホームページによれば会社設立は1951年、従業員数は男性33名、女性11名の44名。
 201012月、同社の保守点検部門で働いていた当時19歳の男性社員が、自宅で首をつり亡くなった。男性は高校在学中だった同年2月に同社でアルバイトとして働き始め、卒業後の4月に正社員として入社。 だが入社後は、直属の上司(リーダー)から「辞めればいい」「死んでしまえばいい」「相手するだけ時間の無駄」「もう直らないのなら、この世から消えてしまえ」などの暴言を執拗に投げつけられ、11月下旬には鬱状態に陥っていたと見られている。これらの暴言を含め、男性はリーダーからの指導内容を克明にメモに取るよう命じられており、この記録を証拠に福井労働基準監督署は127月、男性の自殺原因は上司からのパワハラであると認定した。
 その後、男性の遺族は暁産業と上司らを相手取り、福井地裁に約11,100万円の損害賠償を求め提訴。会社側は全面的に否認していたが、同地裁は20141128日、「典型的なパワーハラスメント」であるとして、会社と直属の上司に約7,200万円の支払いを命じた(15916日に双方の控訴を高裁が棄却し、判決確定)。
 暁産業は今回のノミネート企業中、事業規模からいえば最も小さい会社だが、パワハラ内容の陰湿性に加え未成年の労働者を自殺に追い込んだことの異常性、さらに悪質な違法行為の多くは無名の中小企業で起きていることも考慮し、ノミネートすることにした。


 3. 株式会社フジオフードシステム

フジオフードシステムは、大阪や京都を中心に、「まいどおおきに食堂」や「串家物語」などの飲食店や居酒屋を運営する。同社は従業員の労働時間を改ざんし、長時間労働をさせて残業代を支払わなかったとして、今年8月、法人と当該店舗の店長など16名が労働局により書類送検された。
今年4月、厚生労働省がブラック企業対策として大阪と東京に「過重労働撲滅特別対策班」(通称 かとく)を設置して以来、大阪でははじめての書類送検となる。
各紙報道によると、従業員19人に対して月54133時間もの時間外労働をさせたにもかかわらず、割増賃金を払わなかった。またある店長は労働時間を改ざんしたことを「空気感でやった」などと話し、2人の従業員に関しては残業代も未払いだったとされている。従業員のなかには、長時間労働が原因で精神疾患をわずらい、仕事を辞めた人もいるという。
フジオフードシステムは、過去にも労働局からの是正指導があったにもかかわらず、改善が見られないとして今回の書類送検にいたった。
厚労省がブラック企業対策に乗り出して以来、大阪で初の書類送検、是正指導を受けても繰り返し長時間労働や割増賃金の不払いを続けていたため、ノミネートした。


 4. 株式会社エービーシー・マート

エービーシー・マートは、「ABCマート」名の店舗を全国で約800店を運営し、靴の専門店である。
ABCマートは、会社と労働者間で合意する36協定で定めた残業時間(79時間)以上の月97112時間を残業させたとして、労働基準法違反の疑いで、今年7月、書類送検された。
今年4月、厚生労働省がブラック企業対策として東京と大阪に「過重労働撲滅特別対策班」(通称 かとく)を設置して以来、はじめて書類送検されたケースである。
同社は、労働局から繰り返し是正指導されていたが、改善が見られなかったという。
7月2日発表のプレスリリースでは、再発防止のために労務管理システムなどで「全店舗でこのような問題が生じない体制を確立して」いると発表している。
各紙報道によると、現場は恒常的に人手不足。従業員を減らす一方、働く人には長時間労働をしいているという。なお、ABCマートは最高利益を16年連続で更新している。
厚労省がブラック企業対策に乗り出して以来、初の書類送検事案であり、36協定違反という極めて基本的な法規範に対する違法行為であることから、ノミネートした。


5. 株式会社明光ネットワークジャパン(明光義塾)

 明光ネットワークジャパンは、個別指導塾最大手・明光義塾を運営する企業であり、この10数年で塾・予備校産業の大きな部分を占めるようになった個別指導塾業界を牽引してきたパイオニアである。明光義塾は全国で教室数2137教室、生徒数136890人を数える(うち同社の直営教室は222教室、フランチャイズ教室は1915教室。2015年8月時点)。
 個別指導塾では、講師アルバイトに対して、授業以外の業務に賃金が違法に払われない「コマ給」問題が蔓延しており、「ブラックバイト」の象徴となっている。明光ネットワークジャパンに対しても、ブラックバイトユニオン・個別指導塾ユニオンが、同社およびフランチャイズ運営会社の労働条件改善を求め、団体交渉を進めている。
 201510月には、同社直営の宮城県内の教室に勤務する20代の学生講師アルバイトの申告にもとづき、賃金未払い(労基法24条違反)で仙台労働基準監督署から是正勧告が出された。同社では、授業に対する「コマ給」と、授業外業務に対して1日30分間分の手当が支払われていたが、授業の準備と生徒の見送り、報告書の記入、片付けなどで1時間を超える未払い労働が恒常的にあったという。同学生は「生徒のための仕事なのに賃金が払われず、納得いかなかった」と語っている。
 また全国の明光義塾のフランチャイズ教室でも、今年8月には茨城、10月には埼玉、東京、大阪で、労基署の是正勧告が出されている。
 明光ネットワークジャパンが運営する明光義塾は個別指導塾最大手であり、かつ、子どもに対する教育を行うことを業とするものであって、より高い遵法意識が求められるにもかかわらず、全国各地で労働局から是正勧告が出されていることから、ノミネートした。


6. 株式会社引越社関東

引越社関東は、「アリさんマークの引越社」として全国で営業展開する引越による荷物の運搬等を業とする企業である。引越社関東のほか、株式会社引越社、株式会社引越社関西などのグループ会社で事業を行っている。従業員数はグループ全体で3,965人(平成26年5月末時点)、グループ総売上は273億円(平成25年度)である。
引越社関東は、同社従業員で元は営業職であったA氏をシュレッダー係に配転するなどしていたところ、20158月、突如としてA氏を懲戒解雇し、その懲戒解雇の事由を「罪状」などと記載し、A氏の顔写真を入れた書類(罪状ペーパー)を作成、これをグループ内の全国の店舗に掲示した。さらに、同社は同様の文面を従業員に送る社内報にも掲載し、これをグループ会社に所属従業員に送付した。
A氏が懲戒解雇の無効を訴えて東京地裁に仮処分を申立てたところ、同社はすぐに解雇を撤回し、復職を命じた。ところが、A氏が出社すると「罪状ペーパー」とされた書類が社内に多数貼り出されており、さらにはA氏の顔写真と「北朝鮮人は帰れ」などの記載のある書類までも貼り出されていた。
A氏の所属する労働組合(プレカリアートユニオン)の抗議行動に対しては、同社幹部らが同労組の関係者に対し、「おい、こらぁ!」「なにしとんねん、われえ!」「言うてみい、こらぁ!」などと尋常ではない迫り方をするなどした。なお、この場面をおさめた動画が話題となり、you tube190万回以上再生されるに至った(1026日時点)。
同社に対しては、A氏からシュレッダー係への配転無効の裁判が起こされているほか、同社が引越荷物の破損等に対する損害を従業員に全て負わせて給与から天引きしていたことから、全国各地でこれを取り戻す裁判が起こされている。
他にも、同社は、採用基準に人種差別、部落差別と疑われる基準を持っていることがA氏や元従業員らから告発されている。
同社は「アリさんマークの引越社」として赤井英和氏を起用したテレビCMも多く行っている有名企業であるにもかかわらず、上記の通り労働者や労組に対する激しい対応が明らかになったため、ノミネートするものである。


2015年10月17日土曜日

ブラック企業大賞2015 いよいよ始動!★ノミネート企業発表は10月27日!★

ブラック企業大賞2015
ノミネート企業 発表は10月27日(火)に決定!
ウェブ投票もこの日からスタートします!


 今年で「ブラック企業大賞」も4回目を迎えます。今年につきましては、安保法制に関連した国会会期延長や労働法制審議、またTPP「大筋合意」など国政の動きが大きく、「ブラック企業大賞」開
催の時期も例年より少し後ろになりました。ご関心を持ってくださり、お問い合わせくださった皆様にもご心配をおかけいたしました。

今年のノミネート企業の発表は、10月27日(火)に決定しました。


★阿佐ヶ谷ロフトでのプレイベント決定!!★

この日、午後に記者会見を行い、19:30からは「阿佐ヶ谷ロフト」にてプレイベントを行います。
国会議員数名をゲストにお招きし、労働法制の動きをうかがう他、今年のノミネート企業の詳細を解説、また毎年行っている「ウェブ投票」もこのイベントにてスタートします。

●日時:2015年10月27日(火)19:30~
●場所:阿佐ヶ谷ロフト

★詳細・お申込み: http://www.loft-prj.co.jp/schedule/lofta/38579




★「ブラック企業大賞2015」授賞式は11月29日!★

また、ノミネート企業の中から今年の「ブラック企業大賞2015」を発表する授賞式も下記日程に決定しました。

●日時:2015年11月29日(日)14:00~17:00
●会場:韓国YMCA 9F国際ホール
※詳細は改めて発表します。


★ブラック企業大賞 実行委員会★
〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町1-7-11 東洋ビル3F
アジア太平洋資料センター(PARC) 気付
TEL.03-5209-3455  FAX.03-5209-3453
E-mail: office@parc-jp.org http://blackcorpaward.blogspot.jp/

★実行委員★
古川琢也(ルポライター)/河添 誠(都留文科大学非常勤講師)/佐々木亮
(弁護士)/坂倉昇平(NPO法人POSSE雑誌編集長、ブラックバイトユニオン事務
局長)/松元千枝(レイバーネット日本)/内田聖子(アジア太平洋資料センター
〈PARC〉事務局長)/須田光照(全国一般東京東部労組書記長)/水島宏明(ジャー
ナリスト・法政大学教授)/竹信三恵子(ジャーナリスト・和光大学教授)/土
屋トカチ(映画監督)

2014年9月6日土曜日

第3回 ブラック企業大賞2014 大賞・各賞を発表いたしました


9月6日(土)、ブラック企業大賞2014の授賞式を開催いたしました。
大賞・各賞は以下のとおりと決定いたしました。



●ブラック企業大賞: 株式会社ヤマダ電機

●WEB投票賞 :  株式会社ヤマダ電機

●業界賞
   【アニメ業界】株式会社 A-1 Pictures
  【エステ業界】株式会社 不二ビューティ
                     (たかの友梨ビューティクリニック)

●特別賞 : 東京都議会

●要努力賞 : 株式会社ゼンショーホールディングス(すき家)


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★WEB投票+会場投票の結果★

 1位 ヤマダ電機     5256票
 2位 東京都議会    3207票
 3位 タマホーム     2439票
 4位 リコー       2314票
 5位 秋田書店     1420票
 6位 A-1 Pictures 1130票
 7位 たかの友梨ビューティクリニック 1049票
 8位 大庄       837票
 9位 JR西日本  679票
10位 ゼンショーホールディングス 570票
11位 正智深谷高校&イスト 401票

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本年も多くの方にご注目・ご参加いただきましてありがとうございました。

2014年9月6日


ブラック企業大賞実行委員会






2014年9月2日火曜日

緊急!2社を追加ノミネート企業といたしました。


★ブラック企業大賞2014★
緊急!ノミネート企業2社追加のお知らせ

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 1. 株式会社 不二ビューティ 
  (たかの友梨ビューティクリニック)

 2.株式会社ゼンショー(すき家)


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 ブラック企業大賞実行委員会は、去る7月30日、2014年度のブラック企業大賞のノミネート企業9社を発表し、9月6日(土)の授賞式に向けて準備をすすめております。
 こうした中、授賞式1週間前を切った時点ではありますが、緊急性と重要性をかんがみ上記2社について緊急追加ノミネートとさせていただくことにいたしました。2社が緊急追加ノミネートされる経緯や理由に関しては、下記の「ノミネート理由」をご覧いただければと存じます。
 ノミネート企業発表後に、各社のすさまじい労働環境が改めて社会的なニュースとなったことを受けて議論の末追加ノミネートすることといたしました。その趣旨は、どちらのケースについても会社側からひどい仕打ちを受ける中で声をあげて闘っている当事者を励まし、ブラック企業をなくすための運動をさらに広げるということに他なりません。ぜひご理解いただいた上で、9月6日の授賞式にご参加・ご注目いただければ幸いです。
 なお参加型のウェブ投票につきましても、追加ノミネート2社を加えて投票募集中といたしました。

2014年9月2日

ブラック企業大賞実行委員会



【追加ノミネート理由】

1.株式会社 不二ビューティ(たかの友梨ビューティクリニック)

 「たかの友梨」は、1978年の創業以降全国124店舗を展開、従業員1047人(2013年9月時点)、売上高160億円(同月期)のリーディングカンパニーである。代表取締役の髙野友梨氏は、「カリスマ美容家」として、テレビのバラエティー番組等に数多く出演している。
 しかし、現場で働く従業員の労働環境は過酷なものである。従業員の多くが、1日に12時間程度働かされ、その間休憩をほとんど取れていない。また、休日も規定通りに休めず、有給休暇も取得できない。そうした過重労働にもかかわらず、残業代・休日手当は適切に払われていなかった。
2014年8月、仙台労働基準監督署は、たかの友梨仙台店に対し、タイムカードの記録と警備記録のズレを指摘し、残業代未払い分の精算をすることや、適切に休憩を取れる措置を取ること、有給休暇を労働者の希望通りに取らせることといった、行政指導・勧告を出している。
 ところが、労働組合の公表したところによれば、社長の髙野友梨氏は、労基署に通報した従業員を長時間にわたり「労働基準法にぴったりそろったら、絶対成り立たない。潰れるよ、うち。それで困らない?」などと詰問し、その従業員は精神的ショックで出勤ができなくなってしまったとのことである。しかし、会社はその事実を認めようとしていない。
 今回の労基署による行政指導がなされた事実などが明らかになったので、緊急にノミネートした。



2.株式会社ゼンショーホールディングス(すき家)

 株式会社ゼンショーホールディングスは、日本最大の牛丼チェーン「すき家」を経営する株式会社ゼンショーを含むホールディング企業である。すでに、株式会社ゼンショーは過去2012年度ブラック企業大賞の「ありえないで賞」を受賞している。
 2014年7月31日、ゼンショーホールディングスに宛てた「『すき家』の労働環境改善に関する第三者委員会」の調査報告書が公表された。この「第三者委員会報告書」の内容は、24時間以上の勤務を何回も繰り返す、月の労働時間500時間など、壮絶というべき記述の連続である。これら労働法規違反のオンパレードは、同社がみずからを「ブラック企業である」と言ったに等しい。今後、ブラック企業研究を志す人たちの参照すべき基本資料がゼンショーホールディングスによって提供されたと言っていい。
 この「報告書」発表後、多くのマスメディアも含めて、すき家の労働条件が本当に改善されるのかを注目している。特に、すき家における最悪の労働条件である、深夜の一人勤務(通称:ワンオペ)をなくすのかどうか。ゼンショーホールディングスは、今年の9月末までに全店舗でのワンオペ廃止を表明しているが、ゼンショーは以前にもワンオペ廃止方針を反故にしていることもあり、注目が集
まっている。
「第三者委員会報告書」の公表を受け、その内容の過酷さ・壮絶さからすれば、ブラック企業として十分に要件を充たすことから、緊急にノミネートするものである。

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★ブラック企業大賞2014 ノミネート企業★ 2014年9月2日現在



1.    株式会社 大庄
2.    JR西日本(西日本旅客鉄道株式会社)
3.    株式会社 ヤマダ電機
4.    株式会社 A-1 Pictures
5.    タマホーム株式会社
6.    東京都議会
7.    株式会社リコー
8.    株式会社 秋田書店
9.    学校法人智香寺学園 正智深谷高等学校 & 株式会社 イスト
10.  株式会社 不二ビューティ(たかの友梨ビューティクリニック)★追加ノミネート
11.  株式会社ゼンショーホールディングス(すき家)★追加ノミネート

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